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「Storyboard」でボタン枠の色を変える方法

はじめまして、「ディライテッド懇親会レポートをお届けします!」で、
いつも焼酎の水割りを飲んでいると紹介されたミヤケです。
 
今も、焼酎の水割りを片手にこれを執筆しています。
 
私はiPadアプリ開発を担当していますので、
今回はXCodeのStoryboardでちょいちょい使う小ネタを紹介したいと思います。
 
今回の小ネタはタイトルにある通り、
「Storyboardでボタン枠の色を変える方法」です。
 
 

それでは手順を説明します

 
まず、ボタンに枠を表示する場合は下図のように、「Identity inspector」でプロパティを直接指定するかと思います。
 
画像1
 
実行結果は↓こんな感じです。
 
画像2
 
では、次に枠線の色を赤に変えましょう。
 
画像3
 
「layer.borderColor」を追加して実行してみます。
 
画像4
 
変わりませんね。
それどころか、枠線が消えました。
 
この原因は「layer.borderColor」がCGColorで、「Identity inspector」で指定出来るColorがUIColorになっているため、適切に色が設定されていないので枠線が消えてしまったのです。
 
ではどうやってこの問題を解消するか?
 
単純に「viewDidLoad」あたりで
 

[objc]
@IBOutlet weak var borderButton: UIButton!
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
self.borderButton.layer.borderColor = UIColor.red.cgColor
}
[/objc]

 
 
としてしまうでも良いかと思います。

しかし、折角なので「borderWidth」や「cornerRadius」と同じように設定したいですね。
 
そこで「CALayer」のextensionでUIColorからCGColorを取り出して設定するFunctionを追加します。
 
画像5
 
ここでFunction名をsetBorderUIColorとすることで、「Identity inspector」でlayer.borderUIColorを指定るすることが出来ます。
 
画像6
 
では、実行してみます。
 
画像7
 
はい、出来ました。
 
Objective-cのCategoryでも同じことが出来ますが、各ViewControllerでImportする必要がありました。
SwiftのextensionはImportする必要が無いので楽ですね。
 
今回はUIButtonを例にしましたが、CALayerのextensionなので、UIViewを継承しているオブジェクトであれば適用されます。
 
UIに関する設定的なコードは出来るだけStoryboardで設定したい場合は、このようにextensionを追加して対応するのも良いと思います。
 
特段、新しい発見とかではない小ネタですが、「お、こんな方法もあるのね」と思う方がいてくれたら嬉しいです。
 
では、また次回。
 

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