仕事を諦めようとしていた私が、子育て&フルタイム勤務を両立できている理由
社員ブログ
初めまして。ディライテッドのデザイナーの小川です。
ようやく暑さが落ち着き、秋めいてきましたね。
食欲の秋、スポーツの秋でございます。
先日の連休では、主人の両親が招待してくれた旅行で、
毎日出てくるご馳走のおかげで、大人4人とも2キロ太ってしまいました。笑
いま私は第二子♂を妊娠中のため、急な増量は、産院から厳しい指導が入ります。
あわててマタニティスイミングに通い、体重調整する今日このごろです。
(因みに、私の通う教室は、妊婦20人ほどでバタフライを泳ぐという、なかなかの体育会系です。笑)
今回は私のディライテッドとの出会いと、ママとしての働き方についてお話したいと思います。
海外勤務・フリーランスを経てディライテッドへ
新卒では、東京のDTP(紙媒体)の広告制作のデザイナーとして、
大手製薬会社の広告や、芸能関係の販促物を制作していました。
その後、ベトナムへ海外転職し、
アメリカの制作会社のオフショアでデジタル媒体の制作を学びました。
そのあと同社で中国・台湾と転勤が続き、帰国して独立したという経緯があります。
そんな中、ディライテッドとの出会いは、クライアントからのご紹介でした。
面談当日、橋本と真弓に会った瞬間、眠気がふっ飛びました。
「眩しっ!渋谷っぽい!」
まるでアパレル系の会社に来たかのような印象でした。
私のポートフォリオで2人が気に入った案件から、私の得意なトンマナが合うと思い、週1の業務委託からジョインすることに。
玄関にはアロマディフューザー、マグカップは水玉模様…
男だらけの現場で働いてきた私にとって、女性社長の会社はすべてが新鮮。
正直、はじめは恐る恐るでした…笑
今までの女性の先輩方は「めっちゃ怖い!超厳しい!かなり激しめ!」だったので。
しかし実際、怖がる必要は全く無かったです。笑
接客のプロであり、女性社会で10年サバイブしてきた橋本の心遣いやサバサバ感、
真弓の「信頼してます」という言葉や、「なんとかなるでしょ笑」というポジティブさに、
常にいっぱいいっぱいだった私は、2人の不思議な安定感に救われてきました。笑
ママと仕事を両立できる環境
デザイン業界(特にDTP)は、徹夜・終電残業が当たり前、
結婚・出産を経て女性が働き続けるのは難しい。
と言われています。
「女って結婚したらすぐ辞めるじゃない。大丈夫?」
「次採るなら男だね。もう欠員(育休)はきついよね。」
「大手への転職を考えるなら、女性は30歳までに…」
これは実際に日系の現場で言われたり、耳にした言葉です。
女性の制限の多さに不満を抱きつつも、理解はしていたので仕事を続ける以上、ライフプランに子育てはありませんでした。
だからこそ私の妊娠が発覚した当時は、受注も軌道に乗り、食べていける自信を持ち始めた頃だったので、頭の中が真っ白になりました。
仕事は諦めるつもりで、
橋本に妊娠を報告したとき、返ってきた言葉は全く予想外のものでした。
「うちで正社員で働きませんか?小川さんの働きやすい環境づくりは全力でサポートするので!」
妊婦で正社員採用?
もう斬新でしかありません。
それと同時に、そこまで必要としてもらえていることが嬉しかったです。
育休は、どこの企業でも正社員の期間が1年必要です。
私はそれに満たないため、育休無しで、産後8週で復職することになりました。
言葉通り、ベビーシッター制度(*)を設けてもらい、
4月の保育園入園までフルサポートをしてもらいました。
また、社内にはベビーベッドがあったので子連れでの出勤もさせてもらっていました。
他のスタッフも息子をかわいがってくれたおかげで、ほとんど人見知りせずに大きくなってくれました。
今振り返っても、弊社でなければここまで早く復職できなかったと思います。
*ディライテッドの福利厚生制度。
シッターを利用する場合の費用を会社が一部負担しています。
子育てしながらフルタイムで頑張れる理由
現在、子育てをしながら妊婦でフルタイムで勤務しておりますが、なかなかハードです…
両家の両親のサポートもなく、正直言って満身創痍です(笑)
それでも私たち夫婦が、共働きを選んだのには理由があります。
付き合っていた頃から、
主人には「家に子どもたちとBBQができるスペースを持つ」
私には「無垢板の大きなテーブルで、家族と一緒に仕事や勉強をする。」
という「家」「家族」という共通の夢がありました。
それを一日でも早く叶える思いがあり、2人で話し合った結果、
私がフルタイムで復帰し、
主人は家事育児をできる範囲で全力でやる。
という結論に落ち着きました。
そのおかげで、お互いへの感謝や労いの気持ちを持ちながら生活できることは日々のしんどさよりもずっと価値があると思っています。
子供を早くから預けていることへの罪悪感もゼロではありませんが、
離乳食をレトルトに頼って、仕事帰りに息子と遊ぶ日を設けたり、
朝食を外食に切り替え、夫婦だけの時間に充てています。
これは毎朝2人の楽しみになっています。
このように、慌ただしくも、たいへん幸せで充実した毎日のなかで弊社のサービスのデザインを担当しております。
まだまだ至らない箇所は多々あるかとは存じますが今後ともRECEPTIONISTをよろしくお願いいたします。